【気になる言葉づかい②】やばい
やばい、ヤバイ
すっかり市民権を得てしまった感のあるこの言葉。
いい意味にも、悪い意味にも、あらゆる場面で使われる。
(「やばいよやばいよー」のあの人は嫌いじゃない。)
おいしいスイーツを食べて「ヤバイ」
遅刻しそうになって「ヤバイ」
かわいい女の子を見て「ヤバイ」
浮気がバレそうになって「ヤバイ」 etc.
若者たちが使っている分には全然構わないんだよ。
でもね、最近は、大人も子供も、使いすぎていて耳障りに感じる。
先日はNHKの番組内でまで使われていてちょっと驚いた。
今までこの言葉に眉をひそめていた大人までも、ここ何年かで使うようになっている!
私がこの言葉にひっかかる理由は、小学校低学年の頃の先生にある。
担任の先生が、言葉づかいにとても厳しい人だった。
その先生に「やばい」は、もともとヤクザの言葉であり、悪い言葉なので使ってはいけない、と教えられた。
その先生からは、ほかにも「語尾を伸ばすな」なども教わり、今思えば、私の人生の言葉づかいの分野に大きな影響を与えた人だと思う。
「やばい」がヤクザの言葉なのかは、諸説あるようだけど、もともと良くない意味で使われる言葉であったことは確かなようです。
正直に言うと、友人との会話の中で、私も使うことがあるし、私の友人たちも使う。
(先生、ごめんなさい・・。)
でも、使う場面は選んでいる。何でもかんでも「やばい」とは言わないように・・・